開催報告

第5回東アジア―西太平洋地区高齢社会に関するワークショップ

平成26年6月29日(日)WHO 研究協力センターである当センターにおいて「第5回東アジア-西太平洋地区高齢社会に関するワークショップ」が開催されました。今回は、「世代間交流と次世代継承」をメインテーマとして、海外からは米国、タイ、韓国、中国の第一線の研究者が参加しました。そして、世代間の問題について、米国においては、スラム対策の側面から、アジアにおいては、家族内や新興住宅地における課題解決の側面から議論されました。日本からは、WHO神戸センターの狩野恵美氏が、国際的な見地から都市化と高齢化がもたらす世代間の断絶と諸課題を提示しました。また、その解決策の一つとして、当研究所の村山陽氏から当研究所が10年間にわたり展開してきた高齢者ボランティアによる学校支援活動「りぷりんと」のもたらす多面的な効果について紹介されました。少子高齢化が益々進行する中、持続可能な社会を構築する上で、高齢者の英知と活力をどのように社会に還元していくべきか、喫緊の課題であるのは明らかです。しかし、近年、各学問領域の専門化が加速する中で、多くの学問領域を横断する必要がある世代間交流に関する研究は国際的にも堵についたばかりです。ワークショップを通して、当研究所が世代間交流研究の分野においても国内外のリーダーシップを発揮する必要性を再認識しました。
(社会参加と地域保健研究チーム 研究部長 藤原佳典)

第5回ワークショッププログラム・抄録 (PDF)

 

第4回東アジア―西太平洋地区高齢社会に関するワークショップ

 6月22日(土)新施設1階多目的室において「第4回東アジア―西太平洋地区高齢社会に関するワークショップ」が開催されました。これまでの3回はいずれも2月に開催しましたが、今回は新施設への研究所の引っ越しという大事業を踏まえ、開催時期をずらして新施設のお披露目も兼ねて6月に開催することにしました。今回の参加者は、タイ、韓国、台湾、米国、および日本からでしたが、翌23日からソウルで開催される国際老年学会への参加ということも加味し人選を行いました。また、研究所からは重本部長が講演を行いました。
 午前中に新研究所の概要の説明と新たに導入した研究機器などの見学ツアーを行いました。そして午後にそれぞれの講演を行い、脳疾患、慢性腎疾患、加齢性筋肉減少症、さらにカロリー制限と代謝という老年医学における諸問題を取り上げ、活発な議論が行われました。東アジア各国はいずれも急速な高齢化社会を迎えており、今回のワークショップを契機に新たな共同研究が始まり、直面する高齢者の諸問題の解決に役に立つことが期待されます。また、我々研究所は、老年学研究における先端拠点として、より一層のリーダーシップを発揮していく必要があります。
 最後に、引っ越しの慌ただしい中、準備段階から支えていただいた事務の皆様を始め参加者の皆様に感謝致します。

(副所長 遠藤玉夫)
第4回ワークショッププログラム・抄録 (PDF)

 

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