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放射線診療科
- 放射線診断科(Diagnostic Imaging)
- 放射線治療科(Radiation Oncology)
診療科の概要と特徴
日本医学放射線学会から、「画像診断・IVR」、「核医学」、「放射線治療」の3領域すべてに、放射線科専門医修練機関として認定されています(総合修練機関:東京大学医学部附属病院)。
日本放射線腫瘍学会から、認定協力施設として認定されています。
常勤医3名(担当は下記のごとく)、非常勤医9名で業務を行っています。
- 山川:放射線治療、核医学担当
- コ丸:頭部MRI・CT担当(神経放射線)
- 豊田:画像診断全般担当(放射線診断)
診療内容
- 日本放射線科専門医による画像診断(おもにCT・MRI・核医学検査)を行っています。
- 各診療科による画像診断(血管撮影や消化管造影など)を行っています。
- 日本放射線腫瘍学会認定医による放射線治療を行っています。
- 東京都健康長寿医療センター研究所附属診療所で、18FDGを用いた悪性腫瘍診断目的のポジトロン断層撮影(PET)検査を行っています。
- 地域連携による検査依頼(CT・MRI・核医学検査)および放射線治療依頼を受け付けています。
(地域連携を参照)
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診療の特色
放射線診断
脳梗塞、脳出血、頭部外傷、脳腫瘍など多岐にわたる「脳神経の病気」の診断を、CT、MRIを駆使して行っています。とくに、認知症、パーキンソン病など高齢者に多い病気について、脳血流SPECTや研究所のPETセンター、物忘れ外来をはじめとする臨床の先生方と協議しながら、正確な診断をめざしています。
また、慢性肺障害や肺がんなどの呼吸器疾患を対象とした胸部CT、悪性腫瘍の転移検索や腹部腫瘍の進展
の検索やヘルニアの診断を目的とした腹部CTなど多岐にわたって行っています。椎間板ヘルニアなどの整形外科領域の診断に3DCT、MRI検査を行います。
2010年7月からは、フィルムレスとなっています。
- CT(コンピューテッド・トモグラフィ)検査
- 2台の64列MDCT(PHILIPS社製、GE社製)で、約60件/日。撮影時間が短縮され、呼吸停止が困難な患者様にも対応可能となっています。被曝も最大50%軽減されています。心臓の冠動脈のCT撮影も行っています。
- MRI(核磁気共鳴)検査
-
平成21年3月に最新の1.5テスラの装置(GE社製)に機器更新しました。1検査あたりの時間も短縮され、高速撮影が可能です。約20〜30件/日。
MRI検査は、大きな磁場の中で身体からの信号を受け取り、コンピューターで計算し、断層画像を作ります。放射線被曝はありません。一度の撮影で、横断像、冠状断像、矢状断像の3断面を得ることができます。
超急性期脳梗塞や脳動脈瘤の検出が可能です。当直時間帯にも検査可能であり、救急患者様の脳MRIは24時間撮影可能な態勢になっています。
アルツハイマー型認知症など認知症の鑑別診断に、統計解析VSRADも行っています。
肝特異性造影剤使用による肝腫瘍の質的診断やMRCPによる非侵襲的な胆道系・膵の検査も行っています。前立腺がんや乳がんの診断や心疾患のMRI診断も行っています。
- 骨密度測定
- 高齢者の骨粗鬆症の診断。
- 血管撮影(心血管、腹部、頭部など)
- 全身の血管撮影および治療を実施しています。心臓の機能検査、冠動脈拡張術やステント挿入、腹部悪性腫瘍の診断、血管塞栓術なども積極的に実施しています。
- X線TV(消化管造影、尿路系造影など)
- DR(デジタル・ラジオグラフィ)装置で、食道、胃、大腸などの消化管造影検査や尿路造影検査などを行っています。
- 一般撮影(胸部、腹部、脊椎骨、乳房など)
- すべてサーバーに保存されており、各科外来端末や病棟端末で閲覧が可能です。
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核医学診断
放射性医薬品(ラジオアイソトープ)を使用し、各臓器の機能・形態をみる検査です。とくに、脳血流や心筋血流の分布を3次元的にみるSPECT検査(断層撮影)を多く行っています。使用する放射線同位元素は量的に非常に少なく、時間の経過で減衰したり、体外に排泄されますので、放射線被曝はあまり心配することはありません。放射性医薬品は造影剤と異なり、副作用もありません。
認知症の鑑別診断を目的としたTc-99m ECD脳血流シンチ(SPECT、e-ZIS解析)
- 虚血性心疾患の冠動脈カテーテル検査の適応を決めるTl-201負荷心筋シンチ(SPECT)
- パーキンソン症候群の鑑別を目的としたI-123 MIBG心筋シンチ
- 肺がんや前立腺がん、骨髄腫などの悪性腫瘍の骨転移の診断を目的とした骨シンチ
- 悪性リンパ腫や肺がんなどの悪性腫瘍の病巣の広がりをみるためのGa-67(ガリウム)シンチ
- 早期胃がんをのぞく悪性腫瘍の病期診断、再発・転移の診断を目的とした18FDG-PET検査(CT画像とのFusionも作成しています)
参考:おもな放射性同位元素の半減期(放射線が半分に減衰する時間)
| Tc-99m(テクネチウム) |
6時間 |
| I-123(ヨード) |
13時間 |
| Tl-201(タリウム) |
74時間 |
| Ga-67(ガリウム) |
78時間 |
| F-18(フッ素) |
110分 |
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放射線治療
年齢を考慮し、副作用が少なくなるように配慮して行っています。日本放射線腫瘍学会認定医(経験30年)、経験5年以上の放射線技師が担当しています。
- 高齢者の悪性腫瘍に対する放射線治療(超高圧X線、電子線):肺がん、悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍、食道がん、前立腺がん、婦人科腫 瘍、直腸がん、骨髄腫、皮膚がんなど
- 肺がんに対する定位放射線治療(SRT)
- 造血幹細胞移植の前処置としての全身照射(TBI)
- メタストロン(Sr-89)による固形がんの骨転移の疼痛治療
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診療スタッフ紹介
- 常勤医
山川通隆部長(放射線治療科部長兼務)、コ丸阿耶部長、豊田昌子副部長
- 非常勤医
CT:5名、MRI:2名、RI:2名
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部長・副部長紹介
山川通隆(やまかわ・みちたか)
放射線診療科部長、放射線治療科部長
日本放射線腫瘍学研究グループ専門委員
| 卒業年次 |
昭和54年 |
| 専門 |
放射線腫瘍学 |
| 資格 |
- 医学博士
- 放射線治療専門医
- 日本放射線腫瘍学会認定医
- 第1種放射線取扱主任者
|
コ丸阿耶(とくまる・あや)
放射線診断科部長
東邦大学佐倉医療センター放射線科客員教授、東京医科歯科大学医学部放射線科非常勤講師、日本神経放射線学会評議員、日本神経病理学会関東地方会画像コメンテーターなど。認知症やパーキンソン病など高齢に伴う重要疾患の診断技術と開発において、日本のリーダーの一人。内外の専門家との意見交換が、臨床現場に即時に反映できる体制を築いている。
| 卒業年次 |
昭和60年 |
| 専門 |
神経放射線診断 |
| 資格 |
|
豊田昌子(とよだ・まさこ)
放射線診断科副部長
久津間 優二(くつま・ゆうじ)
放射線診療科技師長
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疾患診療方針概要
放射線治療科
- 肺癌に対する定位放射線治療(SRT)
5cm以下(できれば3cm以下)のリンパ節転移・遠隔転移のない肺癌症例に対し、ピンポイントの照射範囲で1回10Gyで5回、計50Gyの定位放射線治療を行っています。
- 皮膚癌に対する電子線治療
表在性の皮膚癌に対し、週2回、計6〜8回の電子線治療を行っています。認知症で入院が困難でも、週2回の外来通院で治療可能です。
- 全身照射
白血病など血液悪性疾患に対する造血幹細胞ミニ移植(臍帯血移植など)の前処置として、1回2Gyの全身照射を施行しています。
