もの忘れを予防するには(その2)

もの忘れを予防するには(その2)

 最ももの忘れを防ぐ強力な因子は、若い時の教育(教育期間)です。米国では、高校まで勉強した率が急速に伸びたことが、アメリカにおける認知症になる危険性を低下させた最大の要因としてあげています。日本でも大学、短大への進学率は、過去半世紀で5倍以上になっています。
 この話をすると、「学校に行っていてもあまり勉強せず、運動ばかりやっていた、あるいは遊んでばかりいた」と言って、その効果を疑問視する見方もありますが、程度の差こそあれ、集団で教えられ、テスト前には少しは勉強したでしょうから、脳への効果は少なくないと思います。
 また、「それならもっと若い時頭を使っておけばよかった。後の祭りだが」という声も聞きます。このような方には、「いえいえ、決して手遅れではありません。人生の後半になっての知的活動も、認知機能の低下を抑えるという報告があります。」とお答えしています。 
 次回は、「どんな知的活動をしたらいいのでしょうか。」についてお話しします。

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