<プレスリリース>筋疾患発症に関わる新たなメカニズムを発見

東京都健康長寿医療センターの遠藤玉夫所長代理、萬谷博研究副部長、今江理恵子研究員らは、先天性筋ジストロフィー症や癌に関わるタンパク質の新たな機能を解明し、新しい発症メカニズムを提唱しました。この研究成果は、今後の病態解明や治療法の開発に大きく貢献するものと期待されます。

本研究は、米国生化学・分子生物学会誌「The Journal of Biological Chemistry」に掲載されるのに先立ち、オンライン版(6月8日付)に掲載されました。

掲載論文

CDP-glycerol inhibits the synthesis of the functional O-mannosyl glycan of α-dystroglycan
Rieko Imae, Hiroshi Manya*, Hiroki Tsumoto, Kenji Osumi, Tomohiro Tanaka, Mamoru Mizuno, Motoi Kanagawa, Kazuhiro Kobayashi, Tatsushi Toda, Tamao Endo (*corresponding author)

CDP-グリセロールは α-ジストログリカンの機能糖鎖修飾の生合成を阻害する
今江理恵子、萬谷博*、津元裕樹、大隅賢二、田中智博、水野真盛、金川基、小林千浩、戸田達史、遠藤玉夫 (*責任著者)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29884773

プレス発表資料.pdf