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看護師Diary
新人看護師の臨床研修風景です♪
2025年06月16日
4月1日に入職した新人看護師の、現在までの研修についてご紹介します。
4月は配属前に、安全・感染・電子カルテ記録などの基本的な知識・技術を学ぶ研修を行います。
その後ローテーション研修(体験研修)を行い、新人看護師の希望(第3希望まで)を参考に配属部署を決めます。
その後も日々の業務に必要な知識・技術について、集合研修を組んでいます。
研修は、認定看護師など専門知識を有する方から直接教わるため、実践的な学びがあります。
参加した新人看護師の声を少し紹介しますね。
【感染管理の研修】
「あまり菌が付着していないだろうと思っていたステートが、実は受話器よりも汚染されているということがとても印象的でした」
【摂食・嚥下障害看護の研修】
「とろみ剤やスライスゼリーの演習では、実際に口にすることで適切な形態がどれか、使用量の調整が重要であると体感でき、今後のケアに役立つと思いました」
【急変時対応の研修】
「急変は初期対応が鍵となり、異常の早期発見に努めていく必要があると感じました。今後も定期的に手順の確認を怠らずにしていきたいと思います」
新人看護師が安心して業務や看護実践が行えるようにするため、研修もいろいろと工夫しています!
「医療安全Ⅰ」では、患者照合~ダブルチェックの実際~や、防護用具着脱・N95マスク着脱の演習を行いました。講義は認定看護師が行いますが、演習では病棟から先輩看護師も演習補助者としてサポートしています。
「ME機器管理」では、実際に輸液ポンプやシリンジポンプ、酸素ボンベ、ベッドサイドモニター、AEDに触れて確認できる研修です。病棟で行う業務がイメージできます。
「摂食・嚥下障害看護」では、適切な食事介助の方法や、とろみ水やスライスゼリーの作り方を学びます。様々な形態の食事を実際に見て触れて硬さの違いなども学びます。
夜勤が始まる前には、「夜勤導入オリエンテーション」「急変時対応」「静脈採血」などの演習も行います。「急変時対応の基礎」の演習ではマネキンで1分間に100~120回の胸骨圧迫を体験します。
今年も開催しました「看護の日のイベント」
2025年06月01日
当センターでは、毎年5月12日の看護の日にちなんで、イベントを開催しています。
今年は少し遅めの5月23日に開催し、2階外来エリアで4つの体験ブースを作りました。
【フレイル予防コーナー】
体組成計による筋肉量測定、フレイルチェック、栄養相談など、多職種が共同して行いました。
【手洗いコーナー】
蛍光塗料とグリッターバグを用いて、自分の手の洗い残しを視覚的に確認し、正しい洗い方を知っていただく良い機会となりました。
【スキンケアコーナー】
手洗いが済んだ方にスキンチェッカーで手の水分や油分を確認し、保湿ローションで保湿の大切さを感じてもらいました。
【血管年齢測定コーナー】
血管年齢を指1本で簡単に測定できる器械を用いて、実年齢と血管年齢を比較してもらいました。
外来受診の待ち時間や受診後に立ち寄っていただきました。
年に1回のイベントですが、楽しみにして来てくださった方、ホームページを見てイベント参加目的で足を運んでくれた方もいました。
私たちが日常行っている患者さんとの関わりとは違って、病気や治療の話ではない”ふれあいの時間”でした。
患者さんに楽しんでいただけただけでなく、開催した私たちにとっても楽しい時間でした。
「フレイルが気になっていたので、実際に知ることができて良かった」「来年も楽しみにしてます」などの言葉が聞かれました。
「こんなにちゃんと洗えていなかったのね」「職場でも広めます」「夫にも教えます」などの声が聞かれました。
「年に1回の貴重な日に来れて良かった」「保湿剤を塗るとこんなに違いが出るのね」などの声が聞かれました。
「こんなに若く出るんですか」「どうすればよくなりますか?食事とかも関係あるのかな?」などの声が聞かれました。
認知症マフをご存じですか 「認知症マフの会」
2025年03月01日
認知症マフとは、ケアのためのニット製品です。
認知症の方の手を温かく保ち、不安を軽減してくれるニット製品です。
筒状のデザインで、内部には握って安心できるアクセサリーを固定します。
触れることでホッとできたり落ち着きを得ることができます。
イギリスなど海外の高齢者施設や病院でも使われています。
認知症マフの会は、認知症看護認定看護師が主催し、興味のある看護師や看護助手さんが参加して作り方を教えてもらいながら作品を完成させています。
興味のある参加希望者が集まって、自分のイメージした作品を作り上げていきます。
一生懸命作っています。この時間が楽しい♪
作品の一部です。
皆さんのセンスが光ります。
看護助手(補助者)研修で、ストレッチャーや車いす移動の体験をしました。
2025年01月30日
看護助手(補助者)さんの研修で、今回はストレッチャーや車いすへの移動と移送を体験しました。
患者さんの移動や移送は、業務で何度も行っています。でも患者役になって体験してみるとわかることがたくさんあります。
患者さんを安全に、そして不安な気持ちにさせずに移ってもらい移送する、その時にどんなことに気を付けると良いのかを学びました。
ストレッチャーからベッドへの移動。患者さん役の人に声をかけながら、丁寧に行っていきます。
リクライニング車いすに乗って移動してみます。座ってみた時の姿勢や動くスピードも体験します。
ストレッチャーでの移動は、天井しか見えないですよね。だから「ガタガタします」「向きを変えます」などの声掛けがとても大切ですね。
災害時の訓練として『空気応用担架』による移送を体験しました。
2025年01月27日
防災対策委員会では、外部業者を招いた『空気応用担架』の使用方法の勉強会を行いました。
病院にはキャスターがついているストレッチャーがありますが、形が固定されているストレッチャーでは人ひとりがやっと通れるような狭い場所が通れなかったり、階段昇降はで
きません。
この担架はインフレーター型のマットになっており、持ち上げや滑らせながらの移動、階段昇降もできました。
どんなに良いものでも、使い方をしっかり理解していないと、正しくそして安全には使えません。この日はしっかりレクチャーをしてもらいました。
担架に実際に乗って、ベルトを締めます。
みんなで持ち上げてみます。持ち上げるのにはそれなりの人数が必要です。
持ち上げずに移動するのは2人でもできます!
階段を上って、下りて・・・。これにはコツがいります。やってみてわかることが多く、訓練の大切さを実感した訓練でした。