ドクターズクラークの紹介

2022年より「診療支援室」としてセンター長直轄の組織となり、医師事務作業補助者からドクターズクラークに名称が変わりました! 

ドクターズクラークの紹介

 当センターでは2012年よりドクターズクラークを配置しています。ドクターズクラーク(DC)とは、正式名称「医師事務作業補助者」であり、医師の指示のもと業務軽減を目的として、医師の事務的な業務をサポートすることが認められている職種です。2022年度からは「診療支援室」としてセンター長直轄の組織となり、名称も医師事務作業補助者からドクターズクラーク(DC)に名称変更となりました。主な業務としては、各種書類作成や外来での紹介状・問診票の入力、オーダー入力、検査説明、診療データベース登録、最近では、新型コロナ感染症に伴う発生届(HER-SYS登録)など多岐にわたる業務を行っています。

私たちが目指すこと

<目標>

  • 質の高い医療を患者様へ提供できるよう医師をはじめ医療スタッフを支える。
  • 専門知識、技術向上と共に医師事務補助者が連携し業務を遂行する。
  • 柔軟な対応力と判断力、周囲に気配りが出来る人材の育成を目指す。

正確に情報を把握して、安心して医療をうけていただくための架け橋となれるよう心掛けます。質の高い医療を患者様へ提供出来るよう、医師のサポートを行うと共に、専門知識の構築、技術向上を目的としてドクターズクラーク全員で医師、医療スタッフ、病院全体に貢献できるよう日々自己研鑽に努めていきます。

業務内容

  • 外来で検査説明を行っています。

上部下部内視鏡検査、CT、MRI PET、唾液PCR検査、腹部エコー、心エコー、心筋シンチなどの検査について、必要書類(同意書など)、既往歴、内服薬を確認し来院時間・場所、検査前の飲食制限や内服制限などの注意事項について患者様に説明を行っています。患者様が安心して検査に望めるよう、わかりやすく丁寧な説明を心がけています。

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  • 外来で代行入力を行っています。

診察前に初診記事や検査オーダー入力、紹介状の返信を作成しています。医師のカルテ記載をする時間が減り、患者様の待ち時間短縮にも繋がりました。

  • 診断書の作成を行っています。

介護保険主治医意見書、訪問看指示書、医療要否意見書、保険会社生命保険診断書、一般診断書、臨床調査個人票、診療情報提供書など様々な診断書の下書きを行っています。

  • 診療データベースの登録を行っています。

診療情報管理士の資格を持ったドクターズクラークが中心に入力業務を行い、医師の負担軽減を図っています。

一般社団法人 National Clinical Database(NCD)
日本脳神経外科学会データベース(JND)
日本消化器内科学会データベース(JED)

全国の手術・治療情報や内視鏡関連手技を登録し、集計・分析することで医療の質の向上、患者様に最善の医療を提供することを目的としたデータベース事業に参加しています。

東京都CCUネットワーク・急性大動脈スーパーネットワーク

急性心疾患や急性大動脈疾患に対し、専門施設への患者搬送・収容の迅速化、急性期の適切な治療の普及、地域の救急システムの連携強化などを目的とした、東京消防庁、東京都医師会、東京都健康局(現東京都保険局)との共同活動です。

  • その他にも様々なことを行っています。

退院サマリー作成・カンファレンス準備、資料作成、症例・診療分析データベースの登録、画像・病理所見の確認など様々な業務に取り組んでいます。

ドクターズクラークの採用について

2020年度から医療専門学校からの診療情報管理士の新卒者の常勤採用も行っています。
入職一年目から、診断書作成や検査の説明、カルテの代行入力、オーダー入力など様々な業務に取り組んでくれています。皆、元気で明るく先輩や多職種の方々とも上手にコミュニケーションをとり、2年目以降は後輩の指導も積極的に参加してくれていて、今後も幅広い活躍が期待できます。

-----どの様な働き方を目指したいですか?
安心して仕事に集中しスキルをアップ出来る環境作りを目指しています!

  • いろいろな仕事に挑戦したい。
  • 医療の知識をみにつけスキルアップしたい。
  • 勉強してきたことを仕事に活かしたい。
  • 先生や医療スタッフ、病院に貢献したい。
  • 皆で協力して仕事をすることが好きな人歓迎!
  • 健康に自信がある人歓迎!

常勤:12名 非常勤:14名 (2023年3月現在)
2023年4月 診療情報管理士 新卒6名入職予定

新入職員紹介

2022度入職

  • 入職直後は、不安でいっぱいでしたが、先輩たちが医療文書作成時に必要な文章の作成の仕方やカルテの読み方などわかりやすく教えてくださり、だんだんと自信がつきました。現在は、初診記事の代行入力、文書作成、検査説明などにさまざまな事に取り組んでいます。また、業務に必要な疾患の知識や薬品名などについても日々勉強しています。大変なこともありますが、とても働きやすい環境なので健康長寿医療センターに入職できて良かったと感じています。(N.A)
  • 不安なことも多くありましたが、学んできた知識を活かせた時の嬉しさや、医療文書の作成については、先輩方添削していただくことや、アドバイスのおかげで少しずつ自信がつきました。今では学生の頃よりも医療について学びたい気持ちが大きくなりました。当院のドクターズクラークは外来業務やデータ登録等幅広く業務を行っており、今でも日々業務拡大をしています。明るく相談もしやすい環境ですので自分のペースで少しずつ一緒に成長していきましょう。(S.M)

2021度入職

  • 診療科や疾患によって投薬内容や検査項目、略語など様々なものが違ってくるので、医学知識のみではなく薬剤や医療用語についても理解する必要があると感じました。(C・T)
  • 業務を行う中で初めてのことが多く不安がたくさんありましたが、上司や先輩からの丁寧な説明や研修がありとても安心しました。疑問点などもとても聞きやすい雰囲気で、業務や知識がより身につきました。とても働きやすい職場だと思います。(M・M)
  • 検査説明などの患者対応や、画像所見・病理診断後のカルテ記載の確認などさまざまなことを教えていただきました。(K・H)
  • 学生時代は、自分が勉強していることを、就職してから活かすことができるのか不安に感じることもありましたが、就職してから実際に業務を行うと疾患の知識や薬品名など、役立つことが多くあると気付きました。特に医学知識が身に付いていると、カルテをスムーズに読めるようになるので効率よく業務を行えると思います。(S・H)
  • 今は大変な時期なので、就活に対しての不安もたくさんあると思います。私も昨年の就活の際には不安でいっぱいでしたが、様々な方にフォローしていただき乗り切ることができました。一人で抱え込まず、相談し支え合って一緒に乗り越えていきましょう。自分のペースで落ち着いて取り組み、素敵な将来を築いていってください。応援しています!(I・M)

認定資格取得者

診療情報管理士 (常勤:10名 非常勤:3名)
院内がん登録 (初級認定:8名、中級認定:2名)
医師事務作業補助者技能認定
医師事務作業補助者技能認定(ドクターズクラーク)
診療報酬請求事務能力認定試験
日本循環器学会 JCS-ITC BLSヘルスケアプロバイダーコース