当センターでの医師事務補助者業務の現況
当センターでは2012年より、医療サービス推進課に医師事務補助者の配置を開始しました。初年度は3人から業務を開始し、医師、コメディカル、課内の協力を経て業務を遂行し、現在は20人を超えるまで増員しております。各種書類作成や外来での紹介状・問診票記事入力、NCD、がん登録、データ入力など多岐に渡る業務を行っています。
今後業務はさらに拡大が予想され、専門性の高い医師事務補助者が必要とされています。一人一人が自覚を持ち、自己研鑽できる環境作りを目指しています。


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目標
- 質の高い医療を患者様へ提供できるよう医師をはじめ医療スタッフを支える。
- 専門知識、技術向上と共に医師事務補助者が連携し業務を遂行する。
- 柔軟な対応力と判断力、周囲に気配りが出来る人材の育成を目指す。
業務体制
基本業務として全診療科の診断書作成、その他外来補助業務を徐々に拡大し、紹介状・問診票などから、初診記事の代行入力を行っています。診断書作成については、各自業務を調整し複数科の診断書作成ができるようステップアップしていきます。
その他、がん登録・NCDなどのデータベースについては、専門知識を取得した医師事務作業補助者が行い医師の負担軽減を行っております。


教育体制
共通導入基礎研修(32時間研修、OJT) ※外部32時間研修受講制度あり
- オリエンテーション
病院概要、医師事務作業補助業務内容、各部門業務内容、院内見学
- 総合案内接遇研修
- 電子カルテ操作研修
- 連携部門研修(文書窓口)
- 連携部門研修(カルテ室)
- 医療安全研修(DVD)
- 診療録の記載について注意事項(DVD)
- 個人情報保護研修(DVD)
- 解剖生理、医学用語
- 医療文書作成
- 外来初診問診票・紹介状記事入力
院内研修
- 研修医向けクルズスへの参加(2回/週、8回/月)講師:幅広い分野のエキスパート
- 精神科認知症初めて講座、物忘れ家族交流会
- 看護部主催各種研修会への参加
- 他職種カンファレンスへの参加
- 内視鏡検査、心臓カテーテル検査の見学
- コメディカルによる医師事務作業補助者向け研修会
- 循環器内科治療薬
- 感染症・整形・泌尿器治療薬
- 消化器疾患と膠原病治療薬
- がんと緩和ケア
- 呼吸器内科・腎内科・糖尿代謝内科治療薬
- 精神科治療薬
- 2015年10月 医療安全研修 専任セーフティーマネージャー
- 2016年1月 感染管理について 院内感染管理専従看護師
- 2016年3月 認知症について 認知症認定看護師
- 2016年5月 褥瘡ケアについてVol-1 褥瘡ケア認定看護師
- 2016年7月 褥瘡ケアについてVol-2 褥瘡ケア認定看護師
- 2016年10月 緩和ケア「エンドオブライフケア」 癌疼痛認定看護師
- 2017年3月 高齢者リハビリテーション リハビリテーション科 室長
- 2017年4月 糖尿病とその治療、ケア 糖尿病認定看護師
- 2017年7月 医師事務補助者における医療安全 専任セーフティーマネージャー
- 2017年10月 在宅福祉相談室における地域連携の取り組み 在宅医療看護師
- 2018年1月 認知症と神経心理検査 臨床心理士
- 2018年3月 医療ソーシャルワーカーについて 在宅医療・福祉相談室
- 2018年4月 医療連携の業務 医療連携室室長
- 2018年5月~全6回 当院薬剤師による科別くすりの勉強会
- 2019年5月 栄養科業務・栄養管理について 栄養科課長
- 2019年7月 臨床工学士の業務について 臨床工学士

院外研修
- 2020年2月 日本医師事務作業補助研究会
第3回 埼玉地方会「医師事務作業補助者の現在の課題と今後について」(上尾中央総合病院)

認定資格取得者
- 診療情報管理士
- 院内がん登録(初級、中級)
- 医師事務作業補助者技能認定
- 医師事務作業補助者技能認定(ドクターズクラーク)
- 日本循環器学会 JCS-ITC BLSヘルスケアプロバイダーコース