The 23rd congress of PENSA 2023 Best Poster Awardを受賞しました

研究成果
2023年11月06日

The 23rd congress of PENSA 2023において、自立促進と精神保健研究チーム 研究員 白部麻樹が、Best Poster Awardを受賞しました。

大会名

The 23rd congress of PENSA 2023

受賞名

Best Poster Award

発表タイトル

Nutritional status and feasibility of swallowing function evaluation according to the severity of Alzheimer's disease

受賞者

自立促進と精神保健研究チーム 研究員 白部麻樹
(共同演者:枝広あや子、本川佳子、森下志穂、岩崎正則、渡邊裕、平野浩彦)

受賞内容

 認知症の進行に伴い口腔機能も低下しますが、その評価として実施する口腔機能検査は被験者が検査方法を理解した上で実行する評価法が多く、認知症高齢者への実施が困難な場面が多くあります。そこで本研究では、介護施設等に入所しているアルツハイマー型認知症高齢者を対象に、認知症重症度別の嚥下機能評価の実施可否および栄養状態の実態を調査しました。その結果、重度アルツハイマー型認知症高齢者は栄養状態不良である頻度が高いことが示されましたが、重度アルツハイマー型認知症高齢者では嚥下機能評価の実施が困難であることが明らかとなりました。摂食嚥下機能評価時には認知症重症度を踏まえ、適切な評価が可能な代替手段を選択することにより、適切な栄養管理に繋げることが望まれます。今後、その他の認知症類型に関する検討や、他の口腔機能評価も含めたデータの構築が必要と考えています。

賞状
BestPosterAward_PENSA.png