社会参加とヘルシーエイジング研究チーム 大都市社会関係基盤研究 研究部長の小林江里香が日本老年社会科学会第67回大会「優秀ポスター賞」を受賞しました。

研究成果
2025年07月30日

社会参加とヘルシーエイジング研究チーム 大都市社会関係基盤研究テーマ 研究部長の小林江里香が日本老年社会科学会第67回大会「優秀ポスター賞」を受賞しました。

発表タイトル

中高年期の知り合い形成-同居者の有無・性別にみた特徴-

発表者

社会参加とヘルシーエイジング研究チーム 大都市社会関係基盤テーマ 研究部長 小林江里香
社会参加とヘルシーエイジング研究チーム 大都市社会関係基盤テーマ 専門副部長 村山陽
文京学院大学 教授 山崎幸子
聖学院大学 准教授・社会参加とヘルシーエイジング研究チーム 大都市社会関係基盤テーマ 非常勤研究員 長谷部雅美

発表内容 

 東京都A区の50~60代を対象とした郵送調査(回答者約1,500人)より、「40代以降に知り合い、親しく会話をするようになった人」について分析しました。知り合った場は、独居男性は「商店や飲食店」、独居女性は「趣味・学習活動」、同居者のいる男性は「スポーツ」、同居者のいる女性は「PTA等の活動」が多いなど、同居者の有無や性別による違いがみられました。また、どの群も、馴染みの喫茶・飲食店がある人や趣味等のグループに参加する人ほど知り合いを得ていましたが、独居男性では、グループ参加と知り合い形成との関連が他群に比べて弱く、グループへの参加率自体も低い傾向がありました。独居男性の孤立予防対策においては、グループだけでなく、飲食店などインフォーマルな場を入り口とした取組が有効である可能性を示唆しています。




賞状