乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高齢者の高血圧発症リスクを低減

株式会社ヤクルト本社(社長 根岸孝成)と、東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チームの青栁幸利専門副部長が、群馬県吾妻郡中之条町(以下、中之条町)に在住の高齢者を対象に、乳酸菌ラクトバチルス カゼイ シロタ株(以下、L.カゼイ・シロタ株)を含む乳製品の摂取頻度と高血圧発症リスクを調査した結果、L.カゼイ・シロタ株を含む乳製品の週3回以上の習慣的摂取は、高齢者の高血圧発症リスクの低下に繋がることが示唆されました。

これまでの研究によって、L.カゼイ・シロタ株の熱水抽出物の摂取は高血圧者の血圧を低下させること、L.カゼイ・シロタ株の細胞壁成分(多糖-ペプチドグリカン複合体)が関与していることが明らかになっていました。今回の研究結果と合わせ、L.カゼイ・シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高血圧発症を予防する効果が期待されます。今後、更なる詳細なメカニズムの解明が期待されます。

本研究成果は、科学雑誌「Beneficial Microbes」の電子版(12月1日付)に公開されました。

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