第8回日本認知症予防学会学術集会にて浦上賞受賞

社会参加と地域保健研究チームの飯塚あい研究員が、第8回日本認知症予防学会学術集会において浦上賞を受賞しました。本賞は、優秀発表と認められた演題に対して授与されるものです。

発表タイトル

認知機能低下抑制プログラムにおけるタブレットの適用可能性の検討―囲碁を活用した介入プログラム「iGOこち」より―

発表者

社会参加と地域保健研究チーム 研究員 飯塚 あい

発表内容

認知機能低下抑制を目的としたプログラムを実施するにあたり、タブレットの適用可能性は明らかになっていません。本研究では、囲碁を活用した認知機能低下抑制プログラムを開発し、対象者を集団で囲碁教室を受講するグループ(集団群)と、タブレットを使用し個人で学習するグループ(タブレット群)に振り分け、プログラムの満足度や継続可能性について調査を行いました。分析の結果、タブレット群の満足度は集団群より劣ることなく、タブレットが認知機能低下抑制プログラムに適用できる可能性が示されました。一方、集団群で囲碁の継続意欲が高く、長期継続を考慮するとグループ学習が望ましいことが考えられました。