「在宅での高齢者の健康づくりを応援する 生活習慣チェック表」本日の8ミッションその2~その4を公開しました。

発表内容の概要

東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム(ヘルシーエイジングと地域保健研究:テーマリーダー 北村 明彦)は、在宅での高齢者の健康づくりを応援する生活習慣チェック表「本日の8ミッション」を公開しました。

公開・ダウンロード先

東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム

 ヘルシーエイジングと地域保健研究「フレイル予防応援コンテンツ」

https://www.healthy-aging.tokyo/

作成の背景

令和2年5月7日現在、新型コロナウイルスによる感染症は、未だ全国的な収束には至っていない状況です。5月4日に緊急事態宣言が延長されたことにより、13の特定警戒都道府県では外出制限や高齢者サロン・通いの場・各種イベント等の中止・自粛がさらに長期化することが見込まれます。また、特定警戒以外の34県においても、外出制限やイベント規制が一部緩和されたものの、引き続き感染防止策の徹底が求められています。

このような社会的交流の長期的な制限下では、感染症の拡大が抑えられる一方、高齢者の社会的孤立やフレイル1、認知症の進行が助長される懸念もあります。フレイル・認知症対策においては、これまでは積極的な外出や社会参加が重要視されてきましたが、今後は非対面下や在宅での健康づくり方策を併せて検討していく必要があります。

そこで、我々の研究チームでは、在宅でも健康な生活習慣を保持していただくため、以下に示す在宅時の健康生活応援チェック表「本日の8ミッション」を作成しました。

1フレイル:心身機能の低下によって要介護となる危険性が高まっている状態

在宅時の健康生活応援チェック表「本日の8ミッション」の概要

我々の研究チームは、感染症対策期間中のフレイル予防のポイントをまとめた「感染症対策期間中にも、健康的な生活習慣を維持するために」(https://www.healthy-aging.tokyo/からダウンロード可)を作成し、東京都福祉保健局 高齢社会対策部 在宅支援課を通じて3月16日付で都内全区市町村に配布してきました。

今回作成した「本日の8ミッション」は、より具体的に①運動、②栄養・口腔、③社会・心理、④セルフケアの4つの観点から、自宅で実践できる1日の行動目標(8つのミッション)を設定したものです(図)。これらは、フレイル・認知症予防に関する長年の疫学研究成果と実践研究による経験則をもとに作成されています。4週間分(4パターン)作成しておりますので、1か月間活用することで、健康的な生活の習慣化を図ることができます(他、3パターンは順次公開)。

図.在宅時の健康生活応援チェック表「本日の8ミッション」
うら面には、1週間の実践状況をチェックする「1週間チャレンジ」を掲載
その1~その4をまとめてダウンロードする場合はこちら

その1                        その2
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その3                       その4
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プレス資料

問い合わせ先

〒173-0015 東京都板橋区栄町35-2
東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム
研究員:山下真里、遠峰結衣、清野諭
研究部長:北村明彦
電話:03-3964-3241 内線4252または4250
(5月は在宅勤務中の場合があります)
メール:yama0531@tmig.or.jpまたはkitamura@tmig.or.jp