老化制御研究チーム 石神研究部長が2020年度日本ビタミン学会 学会賞を受賞しました。

老化制御研究チームの石神昭人研究部長・チームリーダーが2020年度日本ビタミン学会学会賞を受賞しました。

発表タイトル

受賞研究題目「グルコノラクトナーゼ遺伝子破壊マウスを用いたビタミンCに関する諸問題へのアプローチ」

発表者

老化制御研究チーム 研究部長 石神昭人

発表内容

受賞者は、グルコノラクトナーゼが動物のビタミンC (L-アスコルビン酸)生合成において必須な酵素であることを解明したのを契機に、ビタミンCに関する研究を展開し、多くの成果を報告した。なかでも、グルコノラクトナーゼ遺伝子破壊マウスを用いて、ビタミンC欠乏状態と充足状態の動物を比較しつつ、ビタミンCのカルニチン合成との関係や抗酸化作用などの生理機能を追求した研究が特筆すべきものである。そして、ビタミンC研究で問題となっていた課題に取り組んで明解な解答を与え、成果を国際誌に発表して、国内外で高い評価を受けた。これらの研究以外にも、ビタミンCと筋肉、皮膚、慢性閉塞性肺疾患、および胎児の発生・成長に関する研究を行い、ビタミンC研究の発展に多くの貢献をした。これらの功績を讃えられ、日本ビタミン学会2020年度学会賞を受賞した。

2020 年度日本ビタミン学会 学会賞受賞者(受賞者一覧は下記をご参照ください)
https://www.vitamin-society.jp/wp-content/uploads/2020/03/2020-gakkai.pdf


石神研究部長 表彰盾、賞状とともに
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