<プレスリリース>「認知症研究の最先端を切り拓く研究組織を開設 ~ビッグデータとAIを活用し、認知症未来社会の創造を目指す~」

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 この度、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターでは、認知症研究を行う新たな組織、認知症未来社会創造センター(Integrated Research Initiative for Living Well with Dementia 以下IRIDE)を創設致しました。東京都が策定した「『未来の東京』戦略ビジョン」の認知症との共生・予防推進プロジェクトの一環として、認知症に向き合い「共生」と「予防」両面の対策を進めるため、IRIDEは主に以下の3つの事業に取り組みます。

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① データベース(TOKYO健康長寿DB)構築

未来に向けた認知症研究の基盤を確立するため、東京都健康長寿医療センターの保有するビッグデータを、認知症研究のプラットフォームとして構築します。構築したデータベースやバイオバンクは、大学や研究機関、企業に対し開示することで、創薬開発や診断手法、新規治療の開発に繋げます。

② AI画像診断システム構築

AIを活用して医師の診断をサポートし、MCIなど診断が難しい初期の段階でも見落としを防ぎ、診断を補助するシステムを開発します。そして、認知症の気づきに繋げるAI会話システムを開発し、適切な支援につなげます。

③ 認知症リスクチャート作成

地域コホート研究データを統合し、生活習慣や病歴等が高齢者の認知機能の変化に果たす役割を明確化して、予防的介入の確立・普及を図ります。

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記者会見開催について

11月25日(水)午後4時より東京都健康長寿医療センターにて認知症未来社会創造センター創設につきまして、記者会見を行います。各報道機関の皆様方におかれましては、ぜひともご出席くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

開催日時:令和2年11月25日(水) 午後4時~ (午後3時開場)

開催場所:地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 3階第3会議室AB

(東京都板橋区栄町35番2号)

出席者:地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 理事長   鳥羽 研二
                          センター長 許  俊鋭
                          副所長   粟田 主一

※ご参加いただける方におかれましては、大変恐縮ではございますが、会場準備の都合から、参加社名、参加代表者の氏名、参加人数をメール(iride_secretariat@tmghig.jp)にて送信願います。

以上

IRIDEは臨床・研究の双方から得た先見の明を社会実装に繋げることで「認知症の予防もケアも東京に住んでいてよかった。」と思える社会を目指していきます。都民の皆様のご理解とご支援をお願いいたします。
(ホームページ https://www.tmghig.jp/research/team/ninchi/

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プレス資料

健康確認調査票(当日用)

(問い合わせ先)

東京都健康長寿医療センター 認知症未来社会創造センター事務局
経営企画課 髙橋 佐野
電話 03-3964-1141(内線1212)
メール iride_secretariat@tmghig.jp