<プレスリリース>乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高齢者の腸内細菌叢を安定化する可能性

株式会社ヤクルト本社(社長 成田 裕)と、東京都健康長寿医療センター研究所は、群馬県吾妻郡中之条町(以下、中之条町)に在住の高齢者を対象に、腸内細菌叢の経時変化と、乳酸菌ラクチカゼイバチルス パラカゼイ シロタ株(以下、L.パラカゼイ・シロタ株)を含む乳製品の習慣的摂取が腸内細菌叢の変化に与える影響を疫学的に調査しました。その結果、以下の2点が明らかとなりました。


① 高齢者のほとんどは腸内細菌叢が安定しているが、各個人の腸内細菌叢の経時変化において、約10%の高齢者では、1年間に大きな腸内細菌叢変化が生じていること
② L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品を習慣的に週3日以上摂取している高齢者では、摂取頻度が週3日未満の高齢者に比べて、1年間の腸内細菌叢変化が小さいこと

これらの結果は、大きな腸内細菌叢変化が生じている高齢者が一定数存在することを示し、また、L.パラカゼイ・シロタ株を含む乳製品の習慣的摂取が高齢者の腸内細菌叢の安定化に貢献することを示唆しています。本研究結果は、学術雑誌「Scientific Reports」(2021年6月17日付)に掲載されました。

※旧名称はラクトバチルス カゼイ シロタ株

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