第16回日本応用老年学会大会において優秀発表賞を受賞しました。

福祉と生活ケア研究チーム 研究員 河合 恒は、第16回日本応用老年学会大会において優秀発表賞を受賞しました。

大会名

第16回日本応用老年学会大会

発表タイトル

地域高齢者における社会的交流の加齢変化パターンと総死亡との関連

発表者

福祉と生活ケア研究チーム 研究員 河合 恒

受賞内容について

 社会的孤立は、他者と会ったり、出かけたりする対面での交流や、電話やメールによる非対面での交流の頻度で評価され、週1回以上の交流がない場合が孤立状態です。本研究では板橋お達者健診2012年~2020年郵送調査4,065名、17,150観測データを使用して、交流が加齢によってどのように変化し孤立に至るのか調べました。
 交流の加齢変化パターンは、ほぼ毎日交流があり85歳以降も維持するパターンと、もともと週2~3回の交流で、加齢によって低下して80歳付近で孤立に至るパターンがありました。交流が少ないパターンでは活発な交流のパターンに比べて死亡リスクが1.5倍高く、壮年期からほぼ毎日交流があることが、高齢期の孤立や死亡リスク低下のために重要であることがわかりました。



河合先生 賞状とともに
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