第9回日本予防理学療法学会学術大会において、福祉と生活ケア研究チーム 主任研究員 河合恒が、大会長賞を受賞しました。
第9回日本予防理学療法学会学術大会
大会長賞
コロナ禍における地域高齢者の社会的ネットワークの変化パターン:お達者研究
福祉と生活ケア研究チーム 主任研究員 河合恒
地域高齢者の長期縦断研究「お達者研究」データを使用して、新型コロナウイルス感染拡大前後2年間の「人とのつながり(社会的ネットワーク)」の変化パターンを調べました。その結果、コロナ禍においても人とのつながりに大きな変化はなく、維持している人が6割以上でした。対面交流は減少していましたが、非対面交流は減少していませんでした。お達者研究参加者の高いストレス対処能力がうかがえましたが、初期に大きく低下した人では、緊急事態宣言時に低下した水準から回復しておらず、以前の水準へ戻していく働きかけが必要であることも示唆されました。
河合先生賞状とともに