第23回日本抗加齢医学会総会「優秀演題賞」他を受賞しました

老化制御研究チーム 老化細胞研究 研究員 津島 博道が、以下3賞を受賞しました。

第23回日本抗加齢医学会総会 優秀演題賞

発表タイトル

筋由来Seno-suppressorの機能および運動モデルにおける動態解析

第33回日本老年学会総会 優秀演題賞

発表タイトル

マウス骨格筋由来抗細胞老化因子(Seno-suppressor)の解析

第46回日本基礎老化学会 奨励賞

発表タイトル

マウス骨格筋由来抗細胞老化因子(Seno-suppressor)の解析


受賞内容

 近年、加齢に伴って様々な組織に蓄積する老化細胞が、組織機能の低下や加齢性疾患の病態に関連することが明らかになってきました。
 ヒトやマウスにおいて、運動は末梢組織の細胞老化に対する抑制作用や老化抑制効果が報告されていますが、そのメカニズムは明らかになっていませんでした。
 本研究では、分化誘導させたマウス筋芽細胞の培養上清を質量分析により解析し、細胞老化に対し抑制作用を示す因子を同定しました。この因子は、マウスの自発的運動により生体内において発現が上昇し、外因性に投与することで複数の末梢組織における細胞老化が抑制されることが示されました。以上より、本研究で同定した因子は、運動による老化抑制効果を仲介する可能性があります。

各種表彰状(左:日本基礎老化学会奨励賞、右:日本老年学会総会優秀演題賞)
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