第65回日本老年社会科学会大会において、福祉と生活ケア研究チーム 専門副部長 河合 恒が、優秀ポスター賞を受賞しました。
第65回日本老年社会科学会大会
優秀ポスター賞
老研式活動能力指標のサブドメインの加齢変化パターン:板橋お達者研究
福祉と生活ケア研究チーム 専門副部長 河合 恒
フレイルの多面的な側面の加齢による進行の理解のために、板橋お達者健診の10年間の縦断データから、「老研式活動能力」の「手段的自立」、「知的能動性」、「社会的役割」のサブドメインの加齢変化パターンを求め、その組合せと老研式活動能力総得点の低下との関係を分析しました。総得点が低下するパターンは、知的能動性や社会的役割が低下するパターンが多いことや、手段的自立維持・社会的役割低下のパターンが約40%を占め、これらへの対策が重要であることがわかりました。老研式活動能力は東京都老人総合研究所で35年前に開発された高齢者の生活機能の国際的な評価指標で、開発者の一人の古谷野先生が大会長の学会で受賞できたことを大変誇りに思います。