The 12th IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023において、自立促進と精神保健研究チーム研究員 小島成実が、The Outstanding Poster Presentation Award(優秀ポスター賞)を受賞しました。
The 12th IAGG Asia/Oceania Regional Congress 2023
Outstanding Poster Presentation Award(優秀ポスター賞)
Association between phylum-level gut microbial composition and amyloid positron emission tomography result
Narumi Kojima
(自立促進と精神保健研究チーム 研究員 小島成実)
136 人の地域高齢者について、腸内細菌組成と、(アルツハイマー病との関連が論じられている)脳内のアミロイドベータ (Aβ) 分布との関連を調査した結果、6つの主要な腸内細菌門のうち、「ファーミクテス門」が少ない人は、Aβ陽性の確率が高いことがわかりました。 これは、ファーミクテス門の減少がAβ増加を促進し、アルツハイマー病の一因となっている可能性があることを示唆しています。腸内細菌とAβの関連に関する研究は前例が少ない点が評価ポイントの一つだったかもしれませんが、腸内細菌分野は実に茫漠たる世界で、門レベルに留まらない、さらなる詳細分析が求められていると思っています。
表彰状と小島先生(ポスター前にて)