第12回日本認知症予防学会学術集会 浦上賞を受賞しました(郵送調査未返送者で介護保険サービス未利用の要介護認定者への訪問調査と多職種協働~認知症等高齢者の困難事例化予防にむけて)

第12回日本認知症予防学会学術集会において、自立促進と精神保健研究チーム 研究員 杉山美香が、浦上賞を受賞しました。

大会名

第12回日本認知症予防学会学術集会

受賞名

浦上賞

発表タイトル

郵送調査未返送者で介護保険サービス未利用の要介護認定者への訪問調査と多職種協働~認知症等高齢者の困難事例化予防にむけて

受賞者

自立促進と精神保健研究チーム 研究員 杉山美香
(共同演者 稲垣宏樹 井藤佳恵 粟田主一)

受賞内容

 都内A区の郵送調査未返送者のうち要介護認定を受けているが、サービス未利用の高齢者への訪問調査の実施と、認知症等ハイリスク者への多職種協働について報告を行った。結果、要支援・要介護認定を受けているのにも関わらず介護保険サービスを利用しない理由は、必要なサービスがない36.4%、どんなサービスがあるか知らない9.1%であった。訪問調査後に多職種が参加する会議を行い対応について決定した。これらの対象では、「介護保険の認定がおりたら包括支援センターから連絡が来ると思っていた」など適切な援助希求が難しくサービスにつながっていない人の存在が明らかになり、支援機関側からの定期的な連絡や訪問の必要性が示唆された。

杉山先生賞状とともに
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