令和5年度 コニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞しました

老化脳神経科学研究チーム・老化神経生物学 研究員 瀧川健司が、令和5年度のコニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞しました。

受賞名

コニカミノルタ画像科学奨励賞

受賞課題名

脳神経回路の興奮・抑制バランスを可視化するマルチカラーイメージング法の確立

受賞者

老化脳神経科学研究チーム・老化神経生物学 研究員 瀧川健司

受賞内容

 コニカミノルタ画像科学奨励賞は、公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団が主催する賞で、「光と画像」に関わる研究分野で、社会課題の解決に寄与する斬新な発想による挑戦的な研究を行う40歳以下の若手研究者を対象に授与されます。

 瀧川健司 研究員は、独自の分子デザインに基づく蛍光センサーの開発により、生きた脳の神経回路において神経活動の興奮性シグナルと抑制性シグナルを異なる蛍光色でリアルタイムに可視化するマルチカラーライブイメージング技術の確立を目指す研究が評価され、受賞に至りました。この新しいイメージング手法が確立されれば、脳の情報処理メカニズムの解明や、認知症やうつ病など様々な精神神経疾患の発症機序の解明への寄与、さらには、新しい治療法や新薬の開発への応用が期待されます。

受賞盾

令和6年3月にコニカミノルタ株式会社(東京都八王子市)で行われた授賞式の様子

前列の左から1番目が財団の松﨑正年 理事長、最後列の右から4番目が瀧川健司 研究員(写真提供:公益財団法人コニカミノルタ科学技術振興財団)