老化脳神経科学研究チーム 自律神経機能研究が2023年度 第14回 日本生理学会 入澤宏・彩記念JPS優秀論文賞(入澤賞)を受賞しました。
2023年度 第14回 日本生理学会 入澤宏・彩記念JPS優秀論文賞(入澤賞)
一般社団法人 日本生理学会
Effects of gentle mechanical skin stimulation on subjective symptoms and joint range of motions in people with chronic neck and shoulder discomfort
渡辺信博、奈良毬那、鈴木志穂子、杉江正光、山本高穂、堀田晴美
本賞は、日本生理学会の英文誌The Journal of Physiological Sciences に1年間に掲載された全ての研究論文の中から編集委員会が選考した論文に与えられる賞で、優れた生理学研究を奨励するために設立されました。本論文では、NHK特集番組「東洋医学ホントのチカラ」の制作過程で取得した調査のデータを解析し、皮膚に触刺激を与える皮膚刺激ツールを用いたセルフケア(2週間)が、肩こりの痛みや不快感などの自覚症状をやわらげるとともに、首や肩の動く範囲を増加させることを明らかにしました。医師、理学療法士、TVディレクター、基礎研究者と多様性に富んだ研究メンバーが協働することで本成果を挙げることができました。
・<プレスリリース>「皮膚へのやさしい刺激が肩こり症状を緩和することを発見」
・掲載論文:日本生理学会 国際ジャーナル「The Journal of Physiological Sciences」(オンライン掲載 2023年3月29日)
論文の著者らと賞状