第12回Geriatrics & Gerontology International優秀論文賞を受賞しました。

老年病態研究チーム(糖尿病・代謝・内分泌内科) 研究員 大村卓也は第12回Geriatrics & Gerontology International優秀論文賞を受賞しました。

受賞タイトル

Assessing the association between optimal energy intake and all-cause mortality in older patients with diabetes mellitus using the Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial
Vol.20(1), 59-65

受賞者

老年病態研究チーム(糖尿病・代謝・内分泌内科) 研究員 大村卓也
老年学会_大村卓也.jpg

受賞研究の概要

 生涯にわたって身体機能や認知機能を維持できるような糖尿病治療の開発と実践が私たちの使命です。望ましいエネルギー摂取量を明らかにするために、高齢糖尿病患者を6年間追跡したJ-EDIT研究のデータを用いて、目標体重あたりのエネルギー量と死亡リスクとの関連を検討しました。この研究成果は、日本糖尿病学会の栄養食事指導の最新のコンセンサス・ステートメントでも既に引用されています。
 今回の研究は、荒木厚先生、井藤英喜先生をはじめ、多くの先生方からのご指導と支援で成り立っています。「糖尿病なのだから食べる量を減らせば良い」という短絡的な考えは望ましくなく、多くもなく少なくもない食事をとって「無理なくバランスのよい治療を継続していくことが大切である」というのが私たちの考え方です。

内容紹介(和文):https://www.tmghig.jp/research/release/2019/1125.html
出典(論文):https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ggi.13820