介護予防主任運動指導員養成事業について

  1. 介護予防主任運動指導員養成事業
  2. 受講要件
  3. 推薦にあたっての事業者(法人)の要件
  4. 講習内容
  5. 受講にかかる費用
  6. 募集定員

介護予防主任運動指導員養成事業

 介護予防主任運動指導員養成事業は、東京都健康長寿医療センター研究所(東京都老人総合研究所、以下センター研究所という)が有する「介護予防のノウハウ」を広めるため、高齢者筋力向上等トレーニングを行う介護予防運動指導員の育成にあたる講師を養成するもので、センター研究所が養成講習等を直接行います。

 養成講習の受講にあたっては以下の2点を満たす必要があります。

    1. 受講要件を満たしていること
    2. 健康づくり、保健、介護給付関連事業を展開し、高齢者の自立支援を目的とした介護予防事業に理解を有し、かつ介護予防運動指導員の養成に意欲のある事業者 (法人)が推薦をうけていること

 この事業者を指定事業者といい、介護予防運動指導員養成事業を展開していただくことを前提にセンター研究所が指定しています。なお、今年度開催の介護予防主任運動指導員養成講習の募集等については こちらをご覧ください。

 ※本事業は、実際に高齢者筋力向上等トレーニングプログラム等の普及に関する事業を行っていただく事業者から推薦を受けた方が対象です。原則として個人の方からのお申し込みはお受けできません。

受講要件

 医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、歯科衛生士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、介護支援専門員、健康運動指導士等、介護職員基礎研修課程修了者、訪問介護員2級以上で実務経験3年以上の方、実務者研修修了者、初任者研修修了者で実務経験3年以上の方

推薦にあたっての事業者(法人)の要件

 健康づくり、保健、介護給付関連事業を実施しているとともに、介護予防事業に理解があり、以下に定める要件すべてを満たしていることが必要です。

    1. 法人格を保有すること
    2. 介護予防運動指導員の養成及び高齢者筋力向上等トレーニング等を実施する意思があること。
    3. 介護予防主任運動指導員養成事業及び介護予防運動指導員養成支援事業について、センター研究所の指示に従う意思があること。
    4. 主任運動指導員の活用計画の概要を記載した書面を提出すること

講習内容

 養成講習では、介護予防運動指導員が受講する科目に加えて、それぞれの科目の指導方法に関する「演習」を受講していただきます(例:1章 老年学の場合は講義1.5時間と演習1.5時間を受講)。全26講座・82.5時間の講習を受講後、センター研究所にて修了試験を実施いたします。

章番号 科目(講座)名 形式 時間
1 老年学 講義・演習 各1.5
2 介護予防概論 講義・演習 各1.5
3 地域づくりによる介護予防論 講義・演習 各1.5
4 高齢者の社会参加と介護予防 講義・演習 各1.5
5 介護予防・日常生活支援総合事業と 介護予防コーディネーション 講義・演習 各1.5
6 行動科学特論 講義・演習 各1.5
7 介護予防評価学特論 講義・演習 各1.5
介護予防評価学実習 実習・演習 各3.0
8 介護予防統計学 講義・演習 各1.5
9 リスクマネジメント 講義・演習 各1.5
10 高齢者筋力向上トレーニング特論 講義・演習 各1.5
高齢者筋力向上トレーニング実習 実習・演習 各3.0
11 転倒予防特論 講義・演習 各1.5
転倒予防実習 実習・演習 各3.0
12 尿失禁予防特論 講義・演習 各1.5
尿失禁予防実習 実習・演習 各1.5
13 高齢者栄養改善活動特論 講義・演習 各1.5
高齢者栄養改善活動実習 実習のみ 3.0
14 口腔機能向上特論 講義・演習 各1.5
口腔機能向上実習 実習・演習 各1.5
15 フレイル・サルコペニア予防特論 講義・演習 各1.5
16 認知症予防特論 講義・演習 各1.5
認知症予防実習 実習・演習 各1.5
17 うつ・孤立・閉じこもり予防特論 講義・演習 各1.5
18 今日的保健・福祉論 講義のみ 1.5

受講にかかる費用

314,200円(税込)

受講料やテキスト代、修了試験受験料等を含みます。

 受講等に伴う出張旅費、宿泊費や食事代などは、各自でご負担となります。

募集定員

 16名

 ※定員を超えた場合は、センター研究所において審査・抽選を行い受講者を決定します。