帯状疱疹

疾患概要

加齢・病気・疲労などで抵抗力が弱くなると、神経節に潜んでいたウイルスが活動を再開して帯状疱疹を引き起こします。
持病にがんがあったり、免疫抑制薬の服用などで免疫力が低下すると、帯状疱疹を発症しやすくなります。
皮疹が治った後も神経痛が続く場合があります。

原因・症状

水痘帯状疱疹ウイルスが原因でおこる皮膚の感染症です。
はじめは皮膚がピリピリするような痛みを感じ、時間の経過とともに赤みや水ぶくれなどの症状が現れます(以下、)。症状が現れる場所として胸や背中が有名ですが、顔、腕、お尻など体のどこにでも現れます。体の片側半分にだけ症状が現れるのが特徴です。

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皮疹が治った後も痛みや異常感覚が数か月から数年にわたって続くことがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれます。

治療

抗ウイルス薬による薬物治療を行います。
皮疹が現れたら、できるだけ早く抗ウイルス薬を服用し、症状の緩和や合併症の軽減を目指します。重症の場合には入院して抗ウイルス薬を点滴することもあります。

神経痛に対しては種々の痛み止めを用います。

予防

帯状疱疹ワクチンを接種することで、病気を発症しにくくなったり、罹患後の神経痛を予防することができます。

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