フレイルや要支援・要介護に至る高齢者は、心身機能の低下に先立って 「参加」 から離脱している場合が多く、離脱に伴い、諦めが生まれ、自身の可能性へ気づきにくくなっています。
このようなハイリスクな住民への自立に向けた支援の手段として、介護予防・フレイル予防の取組が必要です。 この取 組は、個人の取組への支援と、地域づくり支援の 2 側面が連結性を持ち、 進めることが重要であり、介護予防・ 日常生活支援総合事業 ( 以下、 総合事業 ) のみならず、 地域支援事業で展開されている各事業が連動することで、効果的な事業実施につながります。
このような背景を踏まえて、東京都介護予防・ フレイル予防推進支援センターでは、 東京都の全ての自治体が、人と人とのつながりを通じて参加者や 「通いの場」が継続的に拡大していくような「地域づくりによる介護予防」の取組や、住民の選好や地域特性に応じた、 フレイル予防につながる「多様な主体による多様な活動の 「通いの場」の展開」 の取組に加え、総合事業のサービス・活動事業も含めた事業構築を支援します。
東京都介護予防・フレイル予防推進支援センターでは、介護予防に関わる包括的な知識の提供を基盤とし、区市町村が地域づくりによる介護予防や、フレイル予防の視点を踏まえた多様な「通いの場」の展開を進めるにあたり、
上記の4事業を連動させ、エビデンスを構築するとともに、区市町村の地域の実情や取組段階に応じた、総合的かつ継続的支援を行うことを目的としています。
介護予防・フレイル予防や地域づくりに取り組む住民を後方支援する区市町村や専門職の「通いの場」づくりの推進の技術的支援や、そこから生じる課題や疑問に対しての解決に向けた支援を実施します。