放射線治療科

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午後

特徴

放射線治療科は、すべてのがんに対しX線や電子線を用いた放射線治療を行っています。
放射線治療は合併症をお持ちのかたや体力の低下したかたにも可能な治療であり、治療期間や方法にもさまざまな選択が可能です。
内科・外科などと連携し、患者さんの希望を尊重した治療をともに考えていきます。

外来医師配置表

疾患診療方針概要

  • 全身のさまざまな部位のがんに対し、治療を行っています。
    (悪性リンパ腫、頭頸部腫瘍、食道がん、前立腺がん、脳腫瘍、骨髄腫など)
  • 肺がん:リンパ節転移のない3cm以下の非小細胞性肺がんには病巣のみ放射線を集中する位放射線治療(SRT)の選択が可能です。
  • 下部直腸がんの術前治療として、1日2回5日間の短期濃縮放射線治療を行ってます。
  • 乳がんに対する乳房温存術後の放射線治療は、他院での手術症例に対しても行っています。
  • 皮膚がんなど表在性の腫瘍に対して、電子線による放射線治療を行っています。
  • 白血病などの造血幹細胞移植の前処置として全照射(TBI)を行っています。

主な対象疾患(治療実績)

  1. 放射線治療施行例の内訳(表1)
  2. 喉頭癌の放射線治療成績(表2)
  3. 皮膚悪性腫瘍の放射線治療成績(電子線治療)

放射線治療施行例の内訳

新病院へ移転した2013年7月から2015年12月までに放射線治療を施行した304例の内訳を表1に示します。
肺がん、造血器腫瘍(白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫)、頭頸部腫瘍(喉頭がんなど)、泌尿器系腫瘍(前立腺がん、膀胱がんなど)、食道がん、皮膚がんの順でした。

表1.症例の内訳

部位症例数
81
造血器 60
頭頸部 34
泌尿器 27
食道 24
皮膚 24
胃~大腸 20
乳腺 17
6
肝・胆・膵 6
原発不明 3
良性 1
その他 1
婦人科 0
総数 304

放射線治療施行例の内訳

喉頭がんの放射線治療成績

2003年~2015年に放射線治療を施行した喉頭癌は47例です。
そのうち、2003年~2010年に治療して5年以上経過した29例(男女比26:3、80歳以上:9例)の治療成績は、下表(表2)のごとくです。
喉頭がんで亡くなられたのはT2症例の2例のみでした。5年原病生存率は、93.1%です。

表2.喉頭がんの治療成績

 T1(13例)T2(16例)
5年以上無病生存 11例(84.6%) 13例(81.3%)
5年以内原病死  0例 2例
5年以内他癌死 1例(肝臓がん) 2例(肝臓がん、食道癌)
5年以内他病死  1例(肺疾患) 0例

皮膚悪性腫瘍の放射線治療(電子線治療)

高齢者で通院困難な症例が多いので、週2日(月・木または火・金)の外来通院で、6~8回程度の電子線治療で治療を行っています。週5日で30回/6週の放射線治療を行うよりは、全体の治療費も安くなり1/3程度の負担になります。

皮膚悪性腫瘍の種類別の腫瘍消失率

2005年から2015年に電子線治療を施行した症例は41例(44部位)でした。
そのうち90歳以上の高齢者は21例(51%)でした。
皮膚悪性腫瘍の種類別の消失率を示します。すべて100%でした。

1) 有棘細胞がん(N=18) 100%
2) 基底細胞がん(N= 5) 100%
3) ボーエン病(表皮内がん)(N=18) 100%
4) その他 (N=3) 100%
  • 症例1.有棘細胞がん(106歳・女性)

    図1.png

  • 症例2.ボーエン病(99歳・女性)

症例3.ボーエン病(99歳・女性)

  • 症例3.メルケル細胞がん(98歳・女性)

図2.png

  • 症例4.外毛根鞘癌(81歳・女性)

    図3.png

スタッフ紹介

放射線治療科部長

角 美奈子

すみ みなこ

出身大学熊本大学
卒業年次平成5年
担当外来/担当診療科放射線治療科
資格日本医学放射線学会専門医
日本放射線腫瘍学会認定医
放射線治療専門医

放射線治療科スタッフの皆と

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