外科

午前 金澤 三井 金澤(便潜血) 新井
_ストーマケア・スキンケア_
_(2週休診)_
中里
午後 金澤(便潜血)
_腹腔鏡(胃・大腸)_
三井(便潜血)
腹腔鏡(大腸)
三井(便潜血) 新井(便潜血)
胃瘻造設 交換
_ストーマケア・スキンケア_
_(4週休診)_
金澤
_肝胆膵外科専門外来(中里)_

特徴

 消化器領域の悪性疾患、良性疾患に対して、最新のエビデンスを重視しながらも患者さまのニーズに合わせた治療法をご提案し手術治療を行っています。疾患の診断や治療法の選択にあたっては、消化器内科や麻酔科を始めとした各専門診療科と協力しながら、併存疾患の多い高齢者の状態を総合的に評価した上で治療方針を検討しています。特に高齢者における外科治療では、癌の根治性だけではなく手術後も患者さまの生活の質(QOL)を維持することが重要と考えています。疾患の進行度や患者さまの全身状態に合わせて、より低侵襲な腹腔鏡手術を積極的に行っています。高齢の患者さまが多い医療機関ではありますが、診療に際しての年齢制限はありません。すべての年齢層の患者さまが受診していただけます。また、当センター外科では救急医療にも力を入れています。24時間/365日、2名の外科医によるon call 体制で救急対応を行い、緊急手術などの急性期治療に対応しています。

  • 消化器領域の悪性腫瘍、良性疾患を中心に主に外科手術治療を行っています。
  • 治療に際して患者さまの希望や身体の状態を考慮した最適な治療法をご提案させていただきます。癌治療にあたっては、手術治療のみならず、術前後の化学療法、放射線治療などガイドラインに沿った集学的治療を基本としています。
  • 疾患の進行状況や全身状態にあわせて、負担の少ない低侵襲な術式を積極的に行っています。
  • 高難度な肝胆膵外科手術はすべて肝胆膵外科学会高度技能専門医が担当します。
  • 高齢者には管理が難しいと先入観をもたれやすい人工肛門に対しては、常駐する皮膚・排泄ケア認定看護師がきめ細かなアドバイスや指導を行っています。
  • 良性疾患では、高齢者に多い鼠経ヘルニア、直腸脱、肛門疾患など、不快感を取り除きQOLを高めることを目指しています。内痔核に対する硬化療法(注射での治療)も行っています。
  • 検査前の準備が大変な大腸内視鏡検査は短期入院による検査も可能です。

 予約センターで予約できない場合や緊急対応をご希望の場合は当センターの医療連携係や外科外来まで直接ご連絡ください。個別に早急に対応いたします。診療情報提供を持参するだけの直接受診は、患者様をお待たせすることにもなりかねません。宜しくお願い申し上げます。

外来医師配置表

得意とする分野

  • 高難度な肝胆膵外科領域の手術はすべて肝胆膵外科学会高度技能専門医が担当しています。特に膵癌や胆道癌に対する化学療法(術前補助化学療法、術後補助化学療法)から手術、再発後の化学療法も当科で担当しシームレスな治療を行っています。膵臓手術、肝臓手術の際には精細な手術が可能となるように3D画像を用いた手術のシミュレーションを行っています。また、良性疾患では急性胆嚢炎、胆石症に対する治療を積極的に行っています。急性胆嚢炎は早期の腹腔鏡手術を目指していますが、高齢者では併存疾患が多く緊急手術が適当でない場合があります。経皮径肝胆嚢ドレナージや内視鏡的経乳頭的胆嚢ドレナージなどを併用し、最適なタイミングでの手術を行うようにしています。

  • 胃癌、大腸癌の手術は開腹手術と比較して低侵襲な腹腔鏡手術を基本としています。
  • 悪性疾患に対する治療では、各疾患の診療ガイドラインに沿った標準治療を基本としています。高齢者では既に多くの併存疾患を抱え、治療開始時点での全身状態も多様であるため、消化器内科や循環器内科、麻酔科などの各専門診療科と病状を十分に検討した上で適切な治療法を選択しています。単に高齢であることや認知症であると言う理由だけで消極的な治療法は選択せず、身体的社会的な背景やご家族のご希望も考慮した治療法を検討します。癌の根治性に加えてQOLを維持することを目的とした患者さまの視点に立った治療法を考えていきます。時には手術治療以外の選択肢をご提示するなど、患者さまのニーズにあった柔軟な医療を提供します。
  • 手術治療では侵襲が加わることにより一時的に身体に負担がかかることは避けられません。低侵襲で負担の少ない治療法を積極的に取り入れ、術後は早期離床を進めるなど、病棟看護師や薬剤師をはじめとするメディカル・スタッフとともに術後もQOLを維持できるようチームで取り組んでいきます。悪性腫瘍に対する化学療法も手術治療と同様に身体的に負担のかかる治療です。患者さまのおかれている状況を総合的に判断して適応を考えていきます。

主な対象疾患

  • 悪性疾患:消化器系の悪性腫瘍(胃がん、大腸がん、食道がん、肝臓がん、胆道がん、膵臓がん、GIST)、乳がん、他
  • 良性疾患:胆石症、ヘルニア、内痔核、直腸脱などの肛門部疾患、他
  • 急性疾患:腸閉塞(癒着性、絞扼性)、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、消化管出血(吐血・下血)、消化管穿孔、他

スタッフ紹介

外科総括部長(外科部長(診療科長)兼務)

中里 徹矢

なかざと てつや

出身大学杏林大学
卒業年次平成12年
専門消化器外科、肝胆膵外科、胆膵疾患に対する内視鏡治療、外科教育
担当外来/担当診療科外科、肝胆膵外科専門外来
資格日本外科学会 専門医/指導医
日本消化器外科学会 専門医/指導医
日本肝胆膵外科学会 高度技能専門医/評議員
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本胆道学会 認定指導医
日本膵臓学会 認定指導医
米国内視鏡外科学会(SAGES) FLS/FUSE認定
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
コメント消化器外科、特に肝胆膵外科が専門です。肝胆膵領域悪性腫瘍の手術、抗がん剤治療から胆石症や急性胆嚢炎などの良性疾患まで幅広く対応しています。 合併症の少ない安全な手術を心がけています。最新のエビデンスを重視しつつ、患者さんのご希望を伺いながら最適な治療を検討いたします。お気軽にご相談ください。

外科部長(診療科長)

金澤 伸郎

かなざわ のぶお

出身大学筑波大学
卒業年次平成元年
専門消化器外科・一般外科
担当外来/担当診療科外科
資格外科指導医・専門医
消化器外科指導医・専門医
消化器病指導医・専門医
消化器内視鏡指導医・専門医
大腸肛門病専門医
がん治療認定医
消化器がん外科治療認定医
コメント消化器疾患・一般外科全般に経験豊富です。大腸がん治療に力を入れています。

外科医長、 救急診療部医長

三井 秀雄

みつい ひでお

出身大学杏林大学
卒業年次平成8年
専門消化器外科・一般外来
担当外来/担当診療科外科
資格外科専門医
消化器外科専門医
消化器内視鏡専門医
コメント消化器疾患全般に対応、主に腹腔鏡手術を担当しています。
常勤医
  • 新井 孝明(あらい たかあき)
非常勤医
  • 阿部 展次(あべ のぶつぐ)
  • 小野澤 志郎(おのざわ しろう)
  • 阪本 良弘(さかもと よしひろ)
  • 立石 秀勝(たていし ひでかつ)
  • 松木 亮太(まつき りょうた)
  • 森 俊幸(もり としゆき)
  • 柳田 修(やなぎだ おさむ)
シニアレジデント
  • 荒井 奈緒子(あらい なおこ)
  • 浅野 慎之助(あさの しんのすけ)
  • 高澤 航輝(たかざわ こうき)
  • 守田 静樺(もりた しずか)