「くすり」の有効性と安全性を人を対象に調べる試験のことを「臨床試験」といいます。その中でも国(厚生労働省)から「新しいくすり」として認めてもらうために行う臨床試験のことを「治験」といいます。
現在、東京都健康長寿医療センターで実施している治験には次のようなものがあります。(令和元年5月1日 現在) 参加を希望する患者様は目的や方法についての説明を十分に受けていただき、理解・納得されたうえでの同意が必要です。
疾患名 | 診療科 | 受付 |
---|---|---|
アルツハイマー型認知症 | 神経内科 | 募集中 |
前立腺癌 | 泌尿器科 | 募集終了 |
下肢血行再建術施行後の症候性末梢動脈疾患 | 血管外科 | 募集終了 |
院内肺炎 | 呼吸器内科 | 募集終了 |
アルツハイマー型認知症を伴うアジテーション | 精神科 | 募集中 |
慢性咳嗽 | 呼吸器内科 | 募集中 |
うっ血性心不全 | 循環器内科 | 募集中 |
糖尿病黄斑浮腫 | 眼科 | 募集中 |
薬剤抵抗性の切除不能膵癌 | 内視鏡科 | 募集中 |
治験に参加するには、参加基準があります。希望されても参加基準に合わなかったり、予定の人数に達していた場合には、ご参加いただけないことがあります。
「新しいくすり」は
などの目標を持ち開発されています。「新しいくすり」が世の中に出るまでには次の過程をとおります。
治験を行う施設は
などを満たしている必要があります。
治験では、「くすりの候補」を人に使うことになるため、治験に参加していただく方の人権や安全が最大限に守られなくてはなりません。それと同時に、「くすりの候補」の効き目と安全性を科学的な方法で調べる必要があります。 そのため、治験を行うには厳しいルールが国(厚生労働省)によって定められています。そのルールは「医薬品の臨床試験の実施の基準」(GCP:Good Clinical Practiceと呼ばれています)といいます。 このルールに基づいて、製薬会社も病院も治験を行っています。
東京都健康長寿医療センターでは、患者様の安全性を守りながら適切に治験が行えるように、いろいろな医療スタッフが活動しています。その中心となり、治験がスムーズに進むように調整していくのが治験コーディネーターです。
治験コーディネーターは治験に参加している患者様に対して次のような仕事をしています。
治験コーディネーターは、治験事務局に常駐しています。ご質問等がございましたらお気軽に治験事務局へお越しください。治験情報コーナーは定期的に新しい情報をお伝え致します。
東京都健康長寿医療センター研究倫理審査委員会委員名簿(2019年7月1日現在)
東京都健康長寿医療センター治験審査委員会委員名簿(2019年4月1日現在)
平成31年度
平成30年度
平成29年度
平成28年度
平成27年度
平成26年度
平成25年度
平成24年度
平成23年度
東京都健康長寿医療センター治験審査委員会標準業務手順書
東京都健康長寿医療センター治験に係る業務に関する手順書
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